高麗人参で糖尿病が改善できる理由とは?サポニンで生活習慣病を予防しよう

糖尿病ってこんな病気

糖尿病にはI型とII型の2種類があり、I型は自己免疫疾患によって起こるもので10代に発症することが多いと言われています。一般的に生活習慣病の1つとされている糖尿病はII型で、遺伝的要因や肥満などが原因で発症します。いずれも、血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓などに取り込み、血糖値を下げる働きを持つインスリンの分泌量が下がったり働きが悪くなったりすることで慢性的に血糖値が上昇してしまっている状態です。

自覚症状が出て来た頃にはかなり進行していると言われる糖尿病ですが、血糖値が高い状態が続くことによって以下のような症状が表れます。


□ 尿の量が増える
□ 喉が渇きやすくなる
□ 体重が減る
□ 疲れやすくなる


こうした自覚症状が表れないまま静かに進行する糖尿病もあるため、血糖値を定期的に調べることで早めに自分の状態を知ることが重要です。血糖コントロールをしないまま糖尿病が進行していくと、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害、脳卒中、心筋梗塞、末梢動脈性疾患などの合併症を引き起こす危険性が高まります。

高麗人参が糖尿病の予防・改善に役立つワケ

高麗人参が糖尿病の予防や改善に役立つと言われる理由として、高麗人参に含まれるサポニンの以下のような働きが挙げられます。


□ インスリンの分泌を促す
□ インスリンと似た働きをする
□ 血中の悪玉コレステロールを下げて善玉コレステロールを上げる
□ 遊離脂肪酸、中性脂肪の数値を低下させる
□ 脂肪の吸収を抑制する
□ 血小板が凝縮して血栓となるのを防ぐ


まず、糖尿病になる最も大きな引き金はインスリンの分泌量が減ったりその働きが悪くなったりすることであるため、インスリンの分泌を促したりインスリンのような働きをしたりするサポニンが糖尿病予防に大きく役立つことは想像に難くありません。また、悪玉コレステロールを下げたり中性脂肪の数値を低下させたり脂肪の吸収を抑制したりすることで糖尿病の原因の1つである肥満や高脂血症になるのを防ぐ効果も期待できます。さらに、血栓ができるのを防いで血流改善に役立つことから、脳卒中や心筋梗塞などの合併症予防にもなります。

暴飲暴食も防げる高麗人参

II型糖尿病の原因は95%が生活習慣と言われています。つまり、バランスのよい食事をとり、適度な運動をし、質の良い睡眠をとっていればかからないというわけです。しかし生活上のストレスや食事をとる時間や睡眠時間の乱れによって、規則正しい生活を送るのが難しくなることもあるでしょう。これが一時期のことならいいのですが、不規則な食事や質の悪い睡眠はさらなるストレスを生み、それがまた不眠や暴飲暴食へつながるという悪循環に陥りがちです。

ストレスを抱えていると、交感神経が刺激されるためアドレナリンが分泌されます。アドレナリンは血糖値を上げる作用があるため、ストレスの多い人は血糖値が高い状態が続くことになってしまい、これが糖尿病を引き起こす要因の1つにもなっています。

高麗人参に含まれるサポニンの1つであるジンセノサイドRb1には精神安定作用があることがわかっており、その他のジンセノサイドにも自律神経を正常に保つ働きをもつものがあります。つまり高麗人参を摂ることによってストレスが緩和されるため、仕事や生活上のストレスが発生しても、暴飲暴食や不眠などの二次災害を引き起こす前の段階でストップすることができるというわけなのです。