効果のある高麗人参とは・・・？

東洋医学では生薬として病気の予防や改善に用いられてきた高麗人参。私たちの身体に対して様々な作用を持つことが現代医学でも解明されています。
日本でも高麗人参の成分を手軽に摂れるサプリは人気がありますが、その一方で「高麗人参には効果がない」「高麗人参サプリを飲んでもまったく効き目がなかった」という声も聞かれます。本来高い効能をもった成分が含まれているはずの高麗人参サプリを飲んで効果が感じられないのは、もしかしてサプリ選びの段階で問題があるのかもしれません。
高麗人参が持つ多くの栄養成分をサプリでしっかり摂るためには、「配合されている成分量」「高麗人参の質」に注意しなければなりません。このサイトでは、高麗人参の恩恵を受けることができる質のよいサプリを厳選してご紹介します。

では、健康維持に役立つと言われる高麗人参には、どのような効果があるのでしょうか。ここでは、高麗人参のもたらす効果効能と、それをもたらす成分についてご紹介します。

胃腸の健康を保つ効果

高麗人参の効果効能として胃腸の健康を保つ作用があります。食欲不振、胃腸炎、慢性的な下痢・便秘などの症状に効果を発揮するといわれています。

高麗人参にはサポニンという成分が多く含まれることで有名ですが、高麗人参にだけ含まれる30種以上のサポニン群のことを「ジンセノサイド」と呼びます。このジンセノサイドという成分は、ストレス由来の胃腸炎を予防・治癒する効果があるといわれています。その他にも活性酸素の働きを抑える抗酸化作用、血行促進作用、自律神経を安定させる作用、内臓脂肪を減らして肝機能を整える作用など、たくさんの働きをもっています。

しかしながら、このサポニンの効果を得るには少なくとも4年生以上、すなわち、4年以上かけて栽培された高麗人参でないと意味がないそうです。

免疫力の向上、ストレス軽減の効果

ニコチン・モルヒネ・コカイン・カフェイン・ソラニンなどで知られるアルカロイドは強い毒性をもつ成分ですが、少量だと身体に有用な働きをします。高麗人参には少量のアルカロイドが含まれ、免疫力を高めたりストレスを軽減したりする作用があります。

また、高麗人参に含まれるアミノ酸は、アルギニン・チロシン・アラニン・グリシン・セリン・グルタミン酸・プロリンなどで、いずれも皮膚や内臓、髪、骨を作る重要な成分ですが、特にアルギニンやアスパラギン酸には免疫力の向上や精力増強、疲労回復などの効果があります。

便秘やむくみの解消効果

高麗人参には疲労回復や風邪の予防に役立つ水溶性ビタミンであるビタミンB群や、便秘やむくみの解消に役立つミネラル類が含まれます。

肝臓疾患の改善効果

高麗人に含まれるコリンやベータ・シトステロールといった成分は肝臓疾患への改善が期待されるといわれています。この2つの成分には、血行促進、新陳代謝の促進、疲労回復といった効能があり、肝臓の負担を軽減したり、肝臓の働きを助けます。

冷え性・肩凝りの解消効果

高麗人参に含まれるサポニンには、末梢血管を拡張し、血液の流れを促進する働きがあります。これにより全身の血流が良くなり、血行不良による肩凝りや頭痛、冷え性・血液と心臓の病などの予防・改善効果が期待できます。また、サポニンには血液を生み出すもとになる「骨髄細胞」の成長を刺激する作用も認められており、貧血や立ちくらみ・めまいなどの症状にも改善効果が期待できます。

美肌・美容効果

高麗人参には、促進する働きがあるため、皮膚細胞の新陳代謝が活性化され、滞りがちなターンオーバーが促され、シミや吹き出物の原因となるお肌の老廃物をたくさん排出してくれます。このため、水分をたっぷりとたくわえた健康な肌づくりや、シミ・たるみの予防など、アンチエイジングにも効果が期待できます。

コレステロール・生活習慣病予防効果

生活習慣が乱れ、血中の悪玉コレステロールの量が増えてくると、血管の弾力性が失われ、「動脈硬化」などの病を引き起こしやすくなります。反対に、善玉コレステロールには、血管の内壁にこびりついた悪玉コレステロールを剥がし、血管を健康にして、血液をサラサラにする働きが備わっています。

高麗人参には、血液中に必要以上含まれるコレステロールや中性脂肪を分解し排泄し、善玉コレステロールの割合を増やしてくれる作用があります。これにより、生活習慣病をはじめとする様々な病を予防してくれるのです。

不眠・自律神経失調症予防効果

自律神経は、体の内外の状況や部位に応じて、「高揚」と「鎮静」の役目に当たる交感神経と副交感神経がバランスを保つことで正常に働いています。自律神経のバランスが乱れると、たとえば長時間のデスクワークや極度のストレスなどで「高揚」の役割を果たす交感神経が優位になり続けると、睡眠不足になったり、消化吸収がうまく行われず胃腸炎になったりしてしまいます。

高麗人参に含まれるサポニンには、自律神経の働きを正常に戻そうとする調整作用があります。これにより、不眠症や胃腸の不調、下痢といった、自律神経の乱れにより引き起こされる様々な症状に改善効果が期待できます。

疲労倦怠感・精力増強効果

漢方中屈指の要薬でもある高麗人参は、紀元1～2世紀頃より、中国では精力増強の薬として用いられてきました。血流の改善や代謝促進効果による強壮・強精に加え、疲弊した筋肉を早く回復させるための成分を含む高麗人参は、疲労回復・スタミナ剤として高い効果が期待できます。

糖尿病の予防・改善効果

糖尿病は血液中のブドウ糖が高まることで発病する病ですが、腎炎、高血圧症、糖尿性網膜炎、白内障などの合併症リスクのある大変危険な病気です。高麗人参には血糖調整作用があり、薬のように一方的に血糖値を下げるのではなく、血糖値が高い場合には下げる働き、低い場合には高める働きをしてくれるので、インスリン投与のように血糖値が下がり過ぎる心配や、抵抗性ができてしまうということもありません。

神経痛・リウマチ予防・改善効果

発症のきっかけや進行状態が様々で、原因・治療法ともに解明されていない疾患のひとつである神経痛・リウマチですが、自律神経や血液の状態などあらゆる体の働きを正常化させようとする高麗人参の持つ働きが、神経痛・リウマチ予防・改善にも一定の効果が得られるとして注目されています。直接的な鎮痛作用は科学的に証明されてはいないものの、臨床的には大きな効果が認められていることから、神経痛・リウマチは、症状そのものは局部的に見えますが、実は様々な体のバランスが乱れることで引き起こされるのではないかと考えられています。

アレルギー予防・改善効果

アレルギー諸症状は、身体に入ってきた異物を攻撃するための「免疫機能」が何らかの誤作動を起こし、ある特定の物質について抗体が作られてしまうことで引き起こされるとされています。

高麗人参の有効成分には、身体の内臓機能や血管機能など様々な機能を本来の状態に戻し、正常に作動させようとする作用があります。このため、免疫力も向上し、アレルギー疾患を予防するだけでなく、アレルギー諸症状の原因となるアレルゲンが皮膚や粘膜から侵入しにくくなることにより、症状を緩和する働きにも期待が持てます。

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